ガキの授業参観で２分の１成人式ってのをやったらしい。

自分は行けなかったのでかみさんから話しを聞いたわけだが、
かみさんは大絶賛！　俺の親も感激したんだそうな。

自分が育ってくるまでのエピソード＆親への感謝、将来の夢等々を全員が発表して、最後はそれらしい歌を歌って締めだったらしいんだけど、かみさんなんざ担任の企画力を誉めまくってた。

まあさ、確かに親受けはいいだろう。
ましてや腹をいためた母親がメインで参加してる授業参観、
あの子がこんなに立派に育ってきた・・・＠ウルウル　ってのもわからんではないけどね、

俺的にはどうにもこの担任が狙いすぎてるような気がして気に入らないのね。
実際に見てたらおれも感動してたのかもしれんけど。

そんな話しをかみさんとしたら、どうもかみさんには納得いかない様子。

いやさ、
いいと思うよ、
それが平日の授業参観の場ではなく、例えば土日とかの親が出席しやすい日程であればね。

自分が子供の頃、親の仕事の関係で見に来てもらえなかったことが結構あったからそう思うのかもしれないけど、今回のような催しをするためにはそれなりに長い時間かけて子供たちに練習をさせたりしてるわけだよね。
そして、それだけ頑張ったからには親になんとか見に来てもらいたい、と思うはずだと思うのよ。

でもね、公務員の教師には想像がつかないのかもしれないけど、休みをとって見に行きたくても見に行けない仕事というか勤務先なんざ世の中にはたくさんあるわけでさ、
そんな境遇の子供たちにとって、今回の授業参観はどう思えたのかしらね。。。

親に向けて一人一人が発表をしていく中で、来てもらえない子供たちの心にはそれなりのなにかがあったと思うのよ。　

そもそも授業参観ってのは、
日頃の授業風景を親に見せる日であってさ、なにもそんな特別なことをする必要ってあるのかなぁ・・・？
そういう飾った面を見せたって意味がないと思うんだけどね。

親が見に来れない子供にとってもさ、普通の授業を見に来てもらえないだけならそんなに傷つかないのに、わざわざ傷を大きくしてるだけのような気がしちゃうわけ。

まぁそんなことをかみさんと話したわけだけど、価値観というか、感受性というか、思考回路というか。。の違いは大きく、「今時そんな親はすくない」やら「単純に感動しとけばいい話しでなんでそんな風にケチをつけるの」やら散々な目に。。。。＠汗

いやぁ、あんたの育った家庭環境や、教師ばりに自由になる恵まれた勤務形態からはなかなかわかんねーんだろうなぁ・・。

ましてやこの不況下。
自由に休んだら大変なことになるパート勤めのおかあさんだって居ないとは言えないのに。

親を感動させる企画力は単純に誉めてあげてもいいけど
その数分の１でもこういったことに気を巡らせて欲しいもんだねぇ。。。と思った次第。

まぁかみさんが言うように
単に俺が捻くれ者なだけかもしれないけどね・・・。