BSの邦画専門チャンネルで録画しておいた「冷静と情熱のあいだ」を今さっきまで見ていた。

封切時、映画館で見たときには「ただの観光映画」としか思えなかったものだが
久しぶりに見てこんなにも自分のなかで評価が変わるとは思わなかった。

あれから約10年か・・・。

この手の話は感情移入できるか否か、結局のところそれなんだろう。

一生のあいだに誰もが複数の人を好きになる。
今傍らに誰が居るかは別にして、「誰が一番好きだったか」は誰でも心の奥底に大切に刻まれているのではないだろうか？

それにこだわり続けることが決して良い人生とは言い切れないのが現実の世の中だがそこは映画、
二転三転しつつも結局は結ばれて終わるというストーリーが心の奥底を思いっきり引掻き毟って行きやがった。

我とわが身に振り返り、
そんな人生もあったのかもしれないと、
もっともそんな人生が幸せだったとは限らないと思いつつも。。。


冷静と情熱のあいだではなく、冷静と打算のあいだの成れの果てがここに居る。


放置し続けたおかげでようやく一日数人の目にしか触れなくなったこのBLOG。
世の中を斜に眺める捻くれ記事ばかりだろうがそろそろ再開しようか。。。