さっきテレビを見てたら
ヤマダ電機が街の電気屋さんとの提携を進めてる ってのが流れてた。
家電量販店業界ナンバー1のヤマダをもってしても取り込めない客、それが高齢者。
わざわざ足を運んでくれないこれらのお客向けに、街の電気屋さんと提携してその顧客をとりこむ戦略。
価格や品揃えはヤマダが卸し元になるのでヤマダ電機と同等。
それが街の電気屋のメリットというか武器になり、ヤマダ電機にとっては店代も人件費も出さずに、弱い地域・弱い年代の客に対し売り上げることができると。。。
まぁ店を出さず、人件費も出さないわけだから、店に安く卸してもヤマダは店売りと同等の利益は出せるわな。
共存共栄やら 相互補完やらとヤマダ側の人が言ってたのがうそ臭いけど。。。
年商増やして価格決定権をさらに強めるだけで満足するような会社にはおもえないんだけどなぁ。
過疎先進県の高知県でテストケース的に力を入れてやってるようで、なんでも個人電気屋の15~6%を取り込めたんだってさ。
さて。。。。
俺がこの街の電気屋の親父だったらどうすっかねぇ・・・・。
街の電気屋の武器はあれだよな、 地域の住民に溶け込み、その営業テリトリー内の家族構成や買い替え需要、嗜好、勤務先というか富裕具合 といった情報を押さえてる。
前に買ってもらった時期からそろそろ買い替えしそうな客を選び、家族構成から「お子さん腕白盛りで洗濯物大変なんじゃない? 」なんてトークも考え、更に日頃の親しさも武器に売り込むと。。。
で、そんな顧客が高齢になれば、こちらから行かずとも来てもらえる街の電気屋さんへ尚更流れると。。
この唯一ともいえる武器をヤマダに吸い取られる危険は当然あるわけだし、というか、ヤマダともあろう企業が相手の武器を奪わないはずはないものね。
しかも仕入れがヤマダ電機。。メーカー仕入れと比べて多少安かったとしてもその分安く売るなら利益はトントン。下手したら減るかもしれん。
メリットとしては全メーカーの商品を扱えるってことだろうけど、一社専属の街場の電気屋時代とは違い、各社の商品を勉強しなくちゃならなくなる。
しかも仮にヤマダが方針転換したら今更メーカー系列の販売店には戻れないかもしれん。。。
修理技術をもってるんなら量販店独自の延長保証期間内のアフターメンテはヤマダからの請負になると思うんで、それなりに儲かるかもしれんけど。。
なんにしても賭けだよなぁ。。
30%越えてくれば、様子見してる他の電気店も一気に流れ込みそうだし、そうなってからでは美味しくない。
かといって、15%位の加入率じゃヤマダべったりで行くには先行きまだ不安が伴う。。事業方針転換で掌返されたら目も当てられん。
まぁ俺だったらとりあえずもう少し情報を集めてからのことだけど、今のうちに入っておくかなぁ。
いやだなんだといってもしょうがねーもん。
全メーカーの商品をヤマダ店頭価格と同等で扱えるなら1件あたりの利益は多少減ろうともそのメリットの方が大きいし、
ただ、ヤマダの動向には気をつけるかな。手のひら返すときってもの凄く早いから。
気をつけてもわからないことが多いんだけどね。
あとは今加入してるメーカーとの関係はなんとか保つよう努力するとともに、もしもの場合に備えて他メーカーの営業とあらたに関係を気づきはじめとくか。
んでもって顧客情報はわたさねーで済む方法をなんとか考えて・・・・・。
なんにしても
街場の電気屋にとっちゃ
昔は顧客を奪われまくり、いまは高齢者向け営業や御用聞き営業という最後の武器までしゃぶられそうな気配なわけで。。。
俺的予想ではノウハウと顧客情報集めてから近い将来ヤマダ直で渉外部門つくるんじゃねーかなぁって臭いがするし・・・。
ほんとたまんねーだろうなぁ。。。。
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